最終更新日 2025年8月24日

はじめに
当日は試験開始30分前には会場に到着し受付を済ませておくと安心です。
必要な持ち物は「確認票(受験票)」と写真付き身分証明書だけで、腕時計やスマホは試験中に使えません。
CBT方式なので、マウスで解答し、分からない問題は「チェック」ボタンでマークして飛ばしておきましょう。試験終了後は画面にスコアが表示されますが、正式な合否は後日発表されます。
以下で流れと留意点を詳しく解説します。
試験当日のタイムライン
ITパスポート試験当日は、試験開始の30分前から受付が始まります。
例えば試験開始時刻が10:00なら、9:30に会場入りして受付を済ませるイメージです。
以下に一例をまとめました。
時間 | 内容 |
---|---|
試験開始30分前(例:9:30) | 会場到着・受付開始 |
試験開始10分前(例:9:50) | 注意事項説明・入室案内 |
試験開始時刻(例:10:00) | 試験スタート(120分間) |
試験終了(例:12:00) | 試験終了、退出 |

試験当日は何時に会場に着けばいいですか?

遅くとも試験開始の30分前には到着するのが理想です。
実際、10:00開始なら9:30に開場&受付が始まるので、そのタイミングで入って手続きするとスムーズですよ。
試験会場の場所は確認票に地図が載っていますが、迷うと焦るので前日までに下見しておくと安心です。
試験監督員の指示に従い、受付で受験番号・利用者ID・確認コード(確認票に記載)と身分証を提示し、指定の席に着席します。
ログイン準備が整ったらPCの受験画面で指定された項目を入力し、受験準備を進めてください。
試験開始後は120分間で100問を解答します。
時間管理のコツとして、初見で難しい問題は飛ばし、解ける問題から着実に解くようにしましょう。

持ち物チェック
試験当日に必ず必要なのは「確認票」(受験票)と顔写真付き身分証明書の2点だけです。
それ以外は基本的に会場では使えないので、予め予定に入れずに準備しましょう。
主な持ち物のポイントを表にまとめます。
持ち物 | 備考・注意点 |
---|---|
確認票(受験票) | 利用者ID・受験番号・確認コードが記載。 印刷できなくても、これら3情報が分かれば受験可能ですが、専用用紙に書くのは手間なので余裕をもってプリントアウトがおすすめです。 |
顔写真付き身分証 | 有効期限内の運転免許証、学生証、マイナンバーカード等。健康保険証や期限切れ証明書は不可です。 電子式(スマホのデジタル証明書等)は使えません。 |
筆記用具・テキスト類 | 不要。会場がシャープペンとメモ用紙(A4サイズ)を用意してくれます。参考書やノートは持ち込めないので、試験直前の見直しは会場入り前に済ませましょう。 |
腕時計・スマホ・電子機器 | 電源を切りバッグにしまいます。試験会場への持ち込みは可能ですが、着席前に全て電源OFF・身につけないよう指示されます。腕時計やスマートウォッチも外し、携帯はマナーモードも×。 |
その他(ハンカチ・目薬等) | 会場ではハンカチ、目薬、ポケットティッシュのみ机上に置けます。飲料(ペットボトル)は試験中に許可されないので、必要ならロッカー等にしまっておきましょう。 |


もし確認票を印刷し忘れたら受験できないでしょうか?

印刷物そのものは必須ではありませんが、確認票に書いてある利用者ID・受験番号・確認コードの3つは必ず必要です。
印刷しなくてもスマホなどで確認して、それらを試験会場で配られる専用用紙に書く形で受験できます。
ただし紙があれば受付も楽なので、忘れずに準備しておくといいですよ。
会場受付では受験番号と本人確認書類を確認されます。
顔写真付き証明書がないと受験できません。例として運転免許証や学生証などが認められます。
私は学生時代、学生証を提示するだけでOKでした。写真がない保険証などはNGなので注意しましょう。
また、身分証の写真をポケットに入れておくよう案内されることが多いので、ポケット付きの服があると何かとラクです。

CBT試験の操作
ITパスポート試験はCBT(Computer Based Testing)方式で行われ、パソコン上で解答します。
マウスで選択肢のラジオボタンをクリックする形式で、マークシートではありません。
操作になれることが重要なので、事前にIPA公式サイトの「CBT疑似体験ソフトウェア」で模擬操作を練習するのがおすすめです。
実際、初めて操作したときは画面のレイアウトに戸惑う部分もあったので、試験当日に備えて予習しておくと安心できます。

パソコンで回答するのは緊張します…。コツはありますか?

まずは焦らず慣れること。試験開始前に少しだけ操作画面を確認できますから、自動解答スクロールやフラグ機能を把握しておきましょう。
分からない問題が出たら『チェックするボタン』で印をつけ、あとで戻ってくるのが定石です。
私は「半分以上マークして、解ける問題から潰していこう」と決めていました。制限時間は画面上に表示されるので、時間配分にも気を付けてくださいね。
操作上のポイントとして、「戻る」や「絞り込み」機能がないのでクリックの戻し間違いに注意しましょう。
また、選択肢の番号は1〜4までです。もし時間に余裕があれば、全問に目を通し、見直しボタン(解答終了前の確認画面)でマーク漏れがないかチェックするのがおすすめです。
会場によってはノイズを軽減するヘッドホンを貸してくれることもありますので、クリック音や周囲の音が気になる人は使ってみると集中できます。

注意点
試験中に気をつけるポイントをいくつか挙げます。緊張しすぎずリラックスして臨むことが重要です。
- 遅刻の対応
- 試験開始後も受験は可能です。遅刻しても合格ラインを満たせば受かりますし、試験時間内なら入室制限はありません。ただし終了時間の延長はありません。交通トラブルで遅れそうな場合は焦らず、早く向かうに越したことはありません。
- 途中退出
- 解答が早く終わったり体調不良のときは、会場内から退出できます。席のボタンか手を挙げて試験監督に知らせれば退出許可が出ます。私も「最後の問題が分からないな…」と思った時、終了ボタンを押して先に退出し、落ち着いて答案を見直しました。途中退出しても成績に影響はありません。
- 電源OFF・持ち物管理
- 先述のとおり、腕時計やスマホは事前に電源を切りましょう。スマホのバイブや通知音が試験を妨害しないようにするためです。また、貴重品は会場のロッカーに預けます。机上にはハンカチ・目薬・ティッシュ以外何も置けませんので、カンペ代わりのメモ等は絶対NGです。
- 体調管理
- 夏場は会場が冷房で冷えがちなので、羽織るものを持参するとよいでしょう。また試験は2時間集中するので、当日は十分な睡眠と軽めの食事を心がけ、トイレは済ませておくのがコツです。

周りの受験者が早く退出しても焦ります…。

大丈夫。ITパスポートは合格ライン60%であり、周りがどう進もうと自分のペースで解けばいい試験です。
時間が余っても焦らず見直しやおさらいをしましょう。
周りの退出音は、むしろあなたが着実に問題を解いている証拠だと思ってくださいね。

試験終了後の流れ
試験が終了したら、必ず試験監督の指示に従い、その場で「解答終了」のボタンを押します。
その後、スコアレポート画面がすぐに表示され、自己採点的に点数の目安がわかります。
ただし、この画面はあくまで総合評価点(600点満点中何点か)と分野別の点数が示されるだけで、正式な合否発表ではありません。
合否判定は600点以上かつ各分野300点以上という基準で行われ、結果は試験日の翌月中旬にIPA公式サイトで発表されます。

試験が終わったら、その場で合格か不合格か分かりますか?

スコアレポートで点数は見れますが、『合格/不合格』の明示はされません。
しかし、合格ラインを超えていればほぼ合格とみて問題ないでしょう。
合格証書は別途郵送またはダウンロードできる形で後日届くので、慌てずに待ちましょう。
退出前には机の忘れ物チェックをお忘れなく。
私も余裕があると「ハンカチ落としたかな?」と立ち止まって確認しました。
全員退室後、合格発表まで1週間〜1か月ほどありますので、リラックスして次に備えましょう。
以上、当日の流れと注意点でした。事前にイメージトレーニングしておけば、不安要素を減らせます。当日は体調万全で挑み、自分のペースで落ち着いて解き進めることが成功の秘訣です。
健闘を祈ります!
