
>>この記事はこんな人におすすめ!
エンジニアに転職するためにCCNAの資格を取りたい
CCNAってどんな資格なのか教えてほしい
CCNAの勉強方法やお勧めの教材を教えてほしい
>>CCNAとは???
CCNA はCisco社が提供するネットワーク関連の知識を証明する資格のうちの1つです。
Cisco社が提供するネットワーク関連の資格は5つあり、CCNA はそのうちの2つ目のレベルの資格です。
レベル1:CCT
レベル2:CCNA
レベル3:CCNP
レベル4:CCIE
レベル5:CCAr
レベル2といっても なかなかの難易度です。
エンジニア初心者でCCNAを持っていれば、十分評価されます。
私はCCNAを取得し、未経験からエンジニアに転職していますが、
転職活動で、CCNAがとても役に立ちました。未経験でCCNAを取得してからエンジニアに転職する方は少ないためです。
CCNAを取得する方の多くは、エンジニアとして1年から3年実務経験を積んでから取得する方が多いです。
ちなみにCCNAの受験料は税込みで4万円ほどするため、結構高めです。

>>CCNAの試験範囲
CCNAの試験範囲は以下の公式サイトから確認することが出来ます。
CCNAの試験範囲をまとめると↓のような感じです。
試験分野 | 出題内容 |
---|---|
ネットワークの基礎(20%) | ・ルータ ・スイッチ ・ファイアウォール ・アクセスコントロールリスト ・エンドポイント ・WAN ・推奨されるネットワーク構成 ・ネットワーク トポロジ アーキテクチャ ・TCP と UDP ・IPv4 アドレッシングとサブネット化 ・プライベートIPアドレス ・Wi-Fiの原理 ・スイッチングの概念 |
ネットワーク アクセス(20%) | ・アクセスポート ・VLAN ・トランクポート ・STP ・WLAN |
IP コネクティビティ(25%) | ・ルーティングテーブルの各項目の意味 ・ルーティングの行い方 ・スタティックルーティング ・OSPF ・HSRP |
IP サービス(10%) | ・NAT ・NTP ・DNS ・SNMP ・syslog ・DHCP ・QOS |
IP サービス(15%) | ・セキュリティーの概念 ・認証方法 ・VPN ・アクセスコントロールリスト ・レイヤ2セキュリティー ・無線LANセキュリティープロトコル |
自動化とプログラマビリティ(10%) | ・ネットワークの自動化の概念 ・SDN ・DNAC ・RESTベースAPI ・構成管理ツール |
>>CCNAの合格点
CCNA の合格点は1000点満点中825点です。
そのため、8割くらい取れれば合格になります。
しかし、最低点が300点のため、8割取れなくても合格になるケースがあるようです
Ciscoの公式サイトでは、合格点は800点から850点と記載されていますが、実際は825点です。
※私は何度も受験していますが、すべて825点満点でした。
>>CCNAの勉強方法
>オススメの教材
・CCNAの参考書
CCNAの参考書は↓のCCNA完全合格テキスト&問題集一択です。
ただ、こちらの参考書は非常に分かりやすく説明しているのおすすめです。
ただ、問題集に関しては、実際の試験問題の練習にはならないような簡単な問題しか掲載されていないため、
別の問題集を解くことをお勧めします。
・CCNAの動画講座
CCNAの講座は↓の講座をお勧めます。
価格は9000円でとても安く、動画での解説時間はなんと30時間です。
CCNAの試験範囲をすべて丁寧に解説してくれています。
初心者の方にはめっちゃおすすめです。
初心者の方がCCNAを勉強する際、学ぶ内容を実際にイメージできるかがカギになってきます。
参考書だけではイメージしにくい部分がありますが、↓の講座では、講師の方が分かりやすくかみ砕いて
説明してくれます。
また、 ビジュアルベースの説明で、図などをふんだんに使用して説明してくれるのでとても分かりやすいです!
実際にCCNAの講座を受講したりすると50万とかかかってしまいますが、この動画は9000円なので、
コスパよく勉強することが出来ます。
私もCCNAを勉強するときには↓の動画を3回ほど見ました。
おかげで勉強時間を大幅に削減して合格することが出来ました!

【完全版】未経験から合格!Cisco CCNA試験対策講座(Packet Tracerのハンズオンも完備!) | Udemy
・CCNAの問題集
CCNAの問題集は以下のサイトの問題集をお勧めします。
こちらのサイトのCCNAの問題集は問題数が豊富で、実際にこちらの問題集で
出題される内容に近い問題が試験に出題されます。
CCNAを勉強する方はみんなこちらのサイトで勉強をしていますので、
良かったら参考にしてみて下さい。
>CCNAのおすすめの勉強方法
私がお勧めするCCNAの勉強方法を紹介します。
※こちらで紹介する勉強方法は、未経験や初心者の方向けの勉強方法です。
以下の方法で勉強した場合のおおよその勉強時間は300時間です。
※ほかのサイトでは150時間で合格できるなどと記載されていたりしますが、未経験、初心者の方が150時間で
合格するのは難しいと思います。
1.先ほど紹介した動画解説講座を一通り受講
2.CCNA完全合格テキストを1周熟読して知識を補填(テキストの問題集は解かない)
3.Ping-tの問題集を1週解く。(わからない部分は完全合格テキストで復習)
4.Ping-tの問題集2週目。(わからない部分は完全合格テキストで復習)
5.CCNA完全合格テキストの熟読2週目
6.Ping-tの問題集3週目(自分の苦手な問題をお気に入りする)
7.Ping-t問題集でお気に入りした問題を2週解く。
1.先ほど紹介した動画解説講座を一通り受講
CCNAの試験に合格するには、勉強した内容がイメージできるかがカギになります。
CCNAの試験範囲は、通信のデータの中身など、とても分かりにくい内容を扱います。
イメージできないまま学習を進めてしまうと、知識の定着が遅れるてため、
動画に内容を学習し理解しながら、イメージできるようにします。
そのため、まず、↓の動画を受講して、試験範囲の内容を理解し、イメージできるようにします。
この動画はビジュアルベースで説明をしてくれ、図などをふんだんに使用して説明してくれるためとてもおすすめです。

【完全版】未経験から合格!Cisco CCNA試験対策講座(Packet Tracerのハンズオンも完備!) | Udemy
2.CCNA完全合格テキストを1周熟読して知識を補填(テキストの問題集は解かない)
動画の受講が完了したら、CCNA完全合格テキストで知識の補填を行います。
動画の内容が実際に理解できているかどうか確認しながら熟読します。
この参考書の問題集はあまり参考ならないため、解かなくても大丈夫です。
問題演習はPing-tでしっかり行いますので心配しないで下しさい。
このテキストを確認する際、自分の知識があいまいになっている部分を再度確認します。
3.Ping-tの問題集を1週解く。(わからない部分は完全合格テキストで復習)
次に実際に問題演習を行います。
使用する問題集は↓のPing-tのサイトです。
このサイトの問題集のCCNAの問題を、わからない部分を、完全合格テキストで確認しながら解きます。
この段階ではほとんどわからないと思いますので、焦らず、理解しながらじっくり解くことが重要です。
4.Ping-tの問題集2週目。(わからない部分は完全合格テキストで復習)
Ping-tの問題集の2週目です。
1週目と同様に、Ping-tの問題集を、わからない部分を復習しながら解きます。
5.CCNA完全合格テキストの熟読2週目
次にCCNA完全合格テキストを再度熟読します。
問題演習を行い、時間がたっているため、いくらか知識が抜けている部分が出てきていると思います。
そのため、再度このテキストの復習を行い、抜けている知識を再度復習します。
6.Ping-tの問題集3週目(自分の苦手な問題をお気に入りする)
Ping-tの問題集を再度解きます。
今度は自分が苦手な問題や、わからなかった問題にPing-tの機能のお気に入り機能を使用して、
お気に入りをしながら解いていきます。
もちろん問題種で分からなかった部分は完全合格テキストで確認しながら解くのがいいと思います。
7.Ping-t問題集でお気に入りした問題を2週解く。
最後に、Ping-tの問題で、お気に入りした問題を2週解きます。
自分が苦手な問題なので、2週ほど解いて完璧にするのをお勧めいます。
>>CCNAの試験内容の出題元
CCNAの試験で実際に出題される問題の多くは、Ciscoのドキュメントから出題さています。
CCNAの試験後に、分からなかった問題を検索したりすると、ドキュメントに試験の問題の内容が
そのまま掲載されていたりします。
そのため、ドキュメントを確認すれば試験に合格できるのではなとと考えてしまいがちですが、
ドキュメントの量は膨大で全部確認するのは非効率です。
やはり地道に問題集をといて理解するのが一番の近道だと思います。
>>Cisco語について
CCNAの実際の試験を受けるとわかるかと思いますが、Ciscoの試験内容の日本語は非常に分かりにくいです。
文法やら日本語訳がめちゃくちゃです。
このCiscoの試験で出題されたり、Ciscoのドキュメントに記載されている分かりにくい日本語のことを
Cisco語とも言ったりします。
どのくらい分かりにくいかというと、実際の試験では↓のような感じの日本語が出題されいます。
例1:OSPFのステータスの問題
2wayというステータスを選択する問題が出題されたのですが、2wayではなく、双方向と表記されていました。
例2:SDNの問題
SDNの問題で、software defained network という単語が、ソフトウェアで定義されたネットワークと表記されていました。
このようにCisco語はとても分かりにくいです。
試験前にあらかじめ、Cisco語になれたい方は、Ciscoドキュメントを読むといいと思います。
Cisco語にたくさん触れることが出来ます。