最終更新日 2025年7月23日

未経験でも独学でCCNAに合格することは可能です。
実際、筆者自身も文系出身でIT知識ゼロの状態から独学で3か月学習し、CCNA試験に合格しました。CCNAはネットワークエンジニアの入門資格であり、適切な教材と計画的な勉強によって未経験者でも十分に合格を狙える難易度に設定されています。
もちろん簡単に取れる資格ではありませんが、ポイントを押さえた効果的な勉強法と強い意志さえあれば、独学でも合格できます。
それでは、未経験からでも独学でCCNAに合格できる理由と、合格のための勉強方法・考え方について詳しく解説していきます。
未経験からでも独学でCCNAに合格できる理由
まずは、IT業界未経験者でも独学でCCNAに合格できるといえる主な理由を確認してみましょう。ポイントを以下の表にまとめます。
未経験者でも独学合格が可能な主な理由 | 補足説明 |
---|---|
CCNAはエントリーレベルの資格 | CCNAは初級者向けに設計されており、前提知識ゼロから学習できる内容です。難解な数学やプログラミング知識も不要です。 |
充実した独学用教材・問題集がある | 20年以上の運用実績がある試験のため、信頼性の高い参考書や問題集、学習サイトが豊富に存在します。 |
実機なしでも演習可能 | Packet Tracerなど無料のネットワークシミュレータでコマンド演習ができ、未経験者でも実践力を身に付けられます。 |
独学合格者が多く情報が豊富 | 独学で合格した先人の体験談や学習ブログ、動画講座が多数あり、困った時に参考にできる情報源が充実しています。 |
試験は日本語で受験可能 | CCNA試験(200-301)は日本語でも提供されており、英語に不安があっても日本語教材で学習・受験できます。 |
では、これらの理由について順に見ていきましょう。

1. CCNAは初心者向けに設計された資格
CCNA(Cisco Certified Network Associate)はシスコの認定資格体系で「アソシエイト(基本レベル)」に位置付けられており、ネットワーク分野の入門〜初級レベルに当たります。
言い換えれば、ネットワークの前提知識がない人でも体系的に学習すれば合格できる難易度に設定されているということです。
実際、試験範囲はネットワークの基礎から始まり、徐々に実践的な内容も含まれますが、いきなり高度な専門知識を要求されることはありません。「未経験だから無理かも」と心配する必要はなく、基礎からしっかり積み上げれば十分対応できる試験なのです。
難解な数式やプログラミングスキルも不要であるため、文系出身でも問題なく挑戦できます。
CCNA試験の概要は以下の記事で紹介しているのでよかったら見てみてください!

2. 独学者向けの教材や学習サイトが豊富
CCNAは1997年に開始されて以来長年実施されている試験であり、その間に多くの受験者が蓄積したノウハウがあります。
市販の参考書では定番の「シスコ技術者認定教科書 CCNA(いわゆる白本)」をはじめ、CCNA対策の教材が数多く出版されています。また、日本語で解説された動画講座やブログ記事、Qiitaの合格体験記なども充実しており、独学でも困ったときに調べれば解決策が見つかりやすい環境です。
さらに、問題演習サイトのPing-tではCCNA向けの良質な設問が数百問公開されており、試験範囲に沿った効果的な演習が可能です。信頼できる教材と問題集を活用すれば、独学でも試験範囲を十分にカバーできるでしょう。
CCNAでおすすめの参考書は以下の記事で紹介しているのでよかったら見てみてください!

3. 実機がなくてもラボ演習できる環境
CCNAにはルータやスイッチのシミュレーション問題が出題されますが、機材を持っていない未経験者でも安心です。シスコ社が提供するCisco Packet Tracerというネットワークシミュレータを使えば、PC上でルータやスイッチの仮想環境を構築し、コマンド操作の練習ができます。
Packet Tracerは無償で利用可能で、公式サイトからダウンロードして誰でも使い始められます。
例えばVLANの設定やルーティングプロトコルの動作なども、Packet Tracer上で実際に試して理解を深めることができます。
つまり、未経験者でも実機さながらの演習を積める環境が無料で手に入るため、独学のハードルはそれほど高くありません。

4. 独学合格者が多くモチベーションを保ちやすい
CCNAは毎年世界中で多くの人が受験しており、日本においても独学で合格した人の体験談が多数共有されています。
たとえばQiitaや個人ブログで「未経験から○ヶ月でCCNAに合格した勉強法」といった記事は珍しくなく、そうした先輩方の記録を読むと「自分にもできるかもしれない」と励みになるでしょう。
実際、独学合格者は年々増えており情報交換も盛んです。困ったときはSNSや勉強会で質問したり、YouTube上の解説動画を探すこともできます。「自分一人で全て理解しなければいけない」と抱え込む必要はなく、ネット上にある豊富な情報資源をフル活用すれば、未経験者でも効率よく学習を進められます。

5. CCNA試験は日本語でも受験できる
技術系の資格試験というと英語の壁を心配する方も多いですが、CCNA 200-301試験は日本語版が提供されています。問題文も日本語(専門用語は英語表記の場合あり)で出題されますので、英語力に不安があっても心配いりません。
実際、日本語で書かれた参考書や問題集が多数あるため、学習から受験まで一貫して日本語で対応可能です。グローバル資格とはいえ英語が必須というわけではないので、「英語ができないから無理かも」と尻込みする必要はありません。言語のハードルを下げられる分、内容の理解に集中して勉強できるでしょう。
以上のように、CCNAは未経験者でも独学で十分合格を目指せる試験です。ただし「独学でも可能」というのは裏を返せば、適切な勉強法でしっかり取り組めばという条件付きでもあります。次の章では、未経験から独学でCCNA合格を勝ち取るための具体的な勉強方法について解説します。

IT未経験でも本当に独学でCCNAに合格できるのでしょうか?

はい、可能ですよ。CCNAは初心者向けに作られた資格なので、基礎から学べば未経験でも十分合格できます。ただし独学の場合は計画的な勉強と実践的な演習が不可欠です。コツコツ勉強を積み重ねれば、必ず道は開けます。

未経験者が独学で合格するための勉強法
続いて、未経験から独学でCCNAに合格するための効果的な勉強方法について見ていきましょう。ポイントを以下の表にまとめます。
勉強法のポイント | 解説 |
---|---|
体系的に学べる教材を選ぶ | 基礎から網羅できる参考書を1冊選び、全体像を理解します。初心者には白本など教科書系のテキストがおすすめ。 |
演習問題を繰り返し解く | Ping-tなどの問題演習サイトや問題集を活用し、理解度をチェックします。間違えた問題は解説を読み込み復習しましょう。 |
ラボで手を動かして確認 | Packet Tracerなどでネットワーク機器の設定を実際に試し、コマンド操作や構成の理解を深めます。 |
学習計画を立て継続する | 目標試験日から逆算して学習スケジュールを作成します。1日2~3時間など習慣化し、約200時間の学習時間確保を目指します。 |
苦手分野を潰して網羅する | 試験範囲を漏れなくカバーし、弱点は追加で学習します。理解が不十分なトピックはブログや動画で補強し知識の穴を埋めます。 |
それでは、順に具体的な勉強の進め方を解説します。
CCNAの合格体験記、おすすめの勉強法は以下の記事で紹介しているのでよかったら見てみてください!

1. 体系的に学べる教材を選ぶ
最初に、CCNA試験範囲を一通り網羅したメイン教材を用意しましょう。
未経験者の場合、インターネット上の断片的な情報よりも、体系立てて学べる書籍から始めるのがおすすめです。特に定評があるのが通称「白本」と呼ばれる公式テキスト『シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集[対応試験200-301]』です。
ネットワーク入門者にも分かりやすいよう図解が豊富で丁寧に解説されており、知識を体系的に身につけるのに適しています。
問題集としての問題数はそれほど多くないものの、まずはこのような教科書系のテキストで基礎固めをすることが重要です。
逆に、いきなり問題集だけに頼る勉強はおすすめしません。
例えば黒本(『徹底攻略 CCNA問題集』)などは良質な問題が揃っていますが、初心者が黒本だけで勉強すると知識が断片的になりがちで、体系的な理解が難しいという指摘もあります。
そのため、未経験の方はまず教科書となる一冊でネットワークの全体像を掴むようにしましょう。
![体系的に学べる教材を選ぶ
最初に、CCNA試験範囲を一通り網羅したメイン教材を用意しましょう。
未経験者の場合、インターネット上の断片的な情報よりも、体系立てて学べる書籍から始めるのがおすすめです。特に定評があるのが通称「白本」と呼ばれる公式テキスト『シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集[対応試験200-301]』です。
ネットワーク入門者にも分かりやすいよう図解が豊富で丁寧に解説されており、知識を体系的に身につけるのに適しています。
逆に、いきなり問題集だけに頼る勉強はおすすめしません。初心者が問題集だけで勉強すると知識が断片的になりがちで、体系的な理解が難しいという指摘もあります。](https://www.goritarou.com/wp-content/uploads/2025/07/image-79-1024x493.png)
2. 演習問題を繰り返し解いて定着させる
理論の学習と並行して、問題演習にも取り組みます。CCNAでは出題範囲が広いため、インプットするだけでなくアウトプット(問題を解く)を通じて知識を定着させることが合格への近道です。
おすすめはWeb問題集の「Ping-t」を活用する方法です。
Ping-tにはCCNA試験範囲を網羅した多数の設問が掲載されており、実際の試験と近い形式の問題も多く含まれています。独学合格者の多くが利用している定番サイトであり、スキマ時間にスマホで問題を解くことも可能です。
筆者も本番までにPing-tの全問題を5周解き直しましたが、その過程で自分の弱点が明確になり、理解があいまいだった箇所を重点的に復習できました。間違えた問題は解説を熟読し、関連する知識を教科書に戻って確認することで、単なる暗記に頼らず理解を深めることを意識しましょう。
なお、市販の問題集(黒本・赤本など)を使う場合も考え方は同じです。解きっぱなしにせず解説を活用して学びを得ることで、知識が定着しやすくなります。

3. Packet Tracerでラボ演習を行う
CCNA試験では設定作業を問うシミュレーション問題も出題されるため、実際に手を動かす練習も欠かせません。
幸い、Cisco社公式のPacket Tracerを使えば手元のPCでRouterやSwitchの仮想環境を構築できます。例えば、基本的なルータの設定(インタフェースへのIPアドレス設定、スタティックルートの設定など)や、スイッチのVLAN設定、ルーティングプロトコル(OSPFやEIGRP)の設定練習など、一通りの操作を試してみると良いでしょう。
コマンドライン操作に不慣れな場合でも、触れていくうちに徐々に慣れてタイピング速度も上がってきます。シミュレーション問題ではタイピングの速さやコマンドの正確な入力も求められるため、Packet Tracer上でコマンドを打つ練習を積んでおくと安心です。
また、視覚的にネットワークの動作を確認できるので、パケットの流れや設定の効果を実感しながら学習でき、理解度が深まります。実機が手に入ればベストですが、未経験で最初から機材を揃える必要はありません。仮想環境で十分実践力を磨えます。

4. 学習計画を立てて継続する
独学で合格するためには、計画的な学習スケジュールを組むことが重要です。
闇雲に勉強を始めるのではなく、まず試験日(または目標期限)を決め、それまでの期間を逆算して日々の勉強計画を立てましょう。
未経験からCCNA合格までに必要な学習時間の目安は約200時間と言われています。例えば1日2~3時間の勉強時間を確保できれば2~3か月程度で200時間に達します。
社会人であれば平日は2時間、休日にもう少し多めに勉強するといったペースでも良いでしょう。
筆者も仕事の後に毎日3時間、土日にもう少し多めに勉強する習慣を3か月間続けました。
最初に学習計画を立てることで、「今日は何を勉強するか」が明確になり、忙しい日でも最低限やるべきことが把握できます。また、進捗が見える化されるためモチベーション維持にも役立ちます。
学習計画は週単位・月単位で見直し、予定より遅れているようなら週末にキャッチアップするなど調整しながら進めましょう。大切なのは継続して学習習慣を途切れさせないことです。

5. 苦手分野を放置せず試験範囲を網羅する
CCNAは範囲が広いため、どうしても得意不得意が出てくるものです。
独学では自分の苦手分野も自己判断で補強していく必要があります。問題演習をしていて正答率が低い分野(例えばサブネット計算やIPv6、WAN技術など)があれば、早めに教科書に戻って学び直したり、他の資料も参考にして理解を深めましょう。
幸い、CCNAの試験範囲(公式Exam Topics)はCiscoの公式サイトで公開されており、どのトピックを勉強すべきか明確になっています。
試験直前には公式の出題範囲チェックリストを見直し、見落としがないか最終確認すると安心です。また、自信の無い分野はYouTubeの解説動画を見たり、ネット上の分かりやすい記事を探して読むと理解が進むことがあります。
独学では「分からない所が分からない」という事態に陥りがちですが、そんな時こそ一度立ち止まって情報収集し、別の角度から学び直す柔軟さも持ちましょう。苦手を潰して万遍なく網羅しておけば、試験本番でも想定外の問題が減り、落ち着いて対応できるはずです。
以上のような勉強法で計画的に学習を進めれば、未経験者でも独学でCCNA合格レベルに到達できます。特に教材選びと学習ペースの管理が独学成功の鍵と言えるでしょう。それでは次に、独学を最後までやり遂げるための考え方・マインドセットについても触れておきます。

独学で勉強する場合、どんな教材を使って進めればいいですか?

まずはCCNA試験範囲を網羅した教科書系のテキストを一冊選びましょう。定番の「シスコ技術者認定教科書 CCNA(白本)」などが初心者にはおすすめです。その上で、Ping-tなどの問題サイトで演習を繰り返し、Packet Tracerでコマンド練習をすると効果的ですよ。

独学を成功させるための考え方・マインドセット
最後に、未経験から独学で学習を続け、CCNA合格までやり遂げるための考え方(マインドセット)について整理します。独学ではモチベーション維持や不安の克服も重要なポイントです。以下の表に要点をまとめます。
独学継続のための心得 | 説明 |
---|---|
明確な目標を設定する | 「なぜCCNAを目指すのか」を言語化し、目標試験日や学習計画を明確にします。動機をはっきりさせることでブレずに継続できます。 |
学習習慣を確立する | 毎日のスケジュールに勉強時間を組み込み、習慣化します。忙しい日でも0にせず短時間でも継続することが大切です。 |
最初から完璧を求めすぎない | 未経験からスタートする以上、分からないことがあって当たり前です。初めは理解できなくても徐々に慣れていくと割り切りましょう。 |
困ったら周囲を頼る | 独学でも質問できる場を持ちます。先輩やコミュニティ、SNSで情報交換し、疑問は早めに解消してストレスを溜めないようにしましょう。 |
「絶対合格」を信じて続ける | 諦めず勉強を続ければ必ず合格できる試験です。途中で投げ出さず、最後までやり抜く強い意志を持ちましょう。 |
では、それぞれのポイントについて補足します。

1. 明確な目標を設定する
人生初のネットワーク資格に挑戦するにあたり、「なぜCCNAを取得したいのか」を自分の中ではっきりさせておきましょう。
例えば「インフラエンジニアに転職するためにCCNAが必要」「業務でネットワーク知識を身に付けたい」など、人それぞれ動機があるはずです。
その目的意識が強いほど困難にぶつかったときの原動力になります。また、「○月までに合格する」という具体的な目標時期も決めます。目標が明確になれば、自ずと逆算して今何をすべきか見えてくるため、学習計画も立てやすくなるでしょう。
目標は紙に書いて机の前に貼る、家族や友人に宣言するなどして可視化・宣言すると、よりコミットメントが高まります。

2. 学習習慣を確立する
独学を続ける一番のコツは、勉強を習慣化してしまうことです。
毎日の生活スケジュールの中に勉強時間を組み込み、ルーチンワークにしてしまいましょう。社会人の方であれば「毎晩◯時〜◯時は勉強タイム」と決めたり、朝型の人は出社前の時間を活用するのも手です。ポイントは、どんなに忙しい日でも少しでも教材に目を通すことです。
仮に1日30分しか取れなくても構いません。ゼロが続くと人はサボり癖がついてしまうので、短時間でも毎日続けることに意味があります。
逆に休日など時間がある日はまとめて勉強し、一週間単位で見たときに計画通りの学習時間を確保できていればOKという柔軟さでも良いでしょう。習慣さえ軌道に乗れば、勉強しないと落ち着かないくらいのリズムが生まれ、継続が楽になります。

3. 最初から完璧を求めすぎない
未経験からネットワークの勉強を始めると、最初は専門用語の多さに戸惑うかもしれません。ですが最初から完璧に理解しようとしなくても大丈夫です。分からないことだらけなのは当たり前と割り切り、学習を進めるうちに「そういうことか!」と腑に落ちる瞬間が必ず来ます。
CCNAレベルの内容であれば、繰り返し勉強する中で徐々に概念がつながり理解できるよう設計されています。難しい内容に出会ったときは、一旦飛ばして後で戻ってくるのも一つの手です。
焦らずに少しずつ知識を積み上げていけば、試験直前には最初チンプンカンプンだった章も理解できている自分に気付くでしょう。「分からない=自分にセンスが無い」では決してありません。
新しい分野を習得するには誰しも時間がかかるものですから、完璧主義になりすぎず気長に取り組んでください。

4. 困ったら周囲やネットを頼る
独学だからといって全て一人で抱え込む必要はありません。
社内にCCNAホルダーの先輩がいればアドバイスをもらっても良いですし、知り合いにいなければTwitter等で勉強仲間を見つけるのも良いでしょう。今はSNSで「#CCNA勉強中」など検索すれば、同じ目標を持つ仲間の存在を感じられます。
モチベーションが下がっている時に他の人の進捗状況を見ると刺激になることもあります。また、問題を解いていて理解できない解説に出会ったら、そのキーワードでググってみれば大抵詳しい解説記事やQ&Aサイトの回答が見つかります。英語のフォーラムでも良いですが、日本語情報もかなり充実しています。独学でも疑問を解消する手段はいくらでもあるので、「自分には無理だ」と思い詰める前に調べるクセをつけましょう。
誰かに質問するのは恥ずかしいと感じるかもしれませんが、学び始めた誰もが通る道です。不明点をそのままにしない積極性が、合格への近道となります。

5. 「絶対合格」を信じて最後まで続ける
一番大事な心構えは「最後まで諦めない」ことです。
CCNAは決して簡単な試験ではありませんが、適切な努力を積み重ねれば未経験からでも必ず合格できる試験です。途中で投げ出してしまえばそこで試合終了ですが、言い換えればやり続ければいつかは合格点に届くということでもあります。
特に本番直前の時期は不安になるものですが、これまでの努力を信じてください。前述の通りCCNAは日本語で受験できますし、問題の出題傾向もはっきりしています。模擬試験で合格ラインに達するまで繰り返し学習していれば、本番でも落ち着いて実力を発揮できるでしょう。
「自分は必ず受かるんだ」というマインドで学習を続けることが、合格への原動力になります。多少遠回りしてもゴールにたどり着けば良いので、決して途中で投げ出さず粘り強く挑戦を続けましょう。
独学で勉強を進めていると、モチベーションが上下したり不安になったりする時期もあるかもしれません。そんな時は原点に立ち返って「CCNAを取って何を実現したいのか」を思い出してください。
また、合格後の自分をイメージしてみるのも励みになります。資格を取ればネットワークエンジニアとしての大きな一歩になりますし、未経験から努力して掴んだ成功体験は今後の自信にも繋がります。CCNAは決して手の届かない資格ではありません。
ご紹介したように正しい勉強法でコツコツ積み上げていけば、未経験からでも必ず合格できます。ぜひ自分を信じてチャレンジしてみてください!

仕事が忙しく、独学だと途中で挫折しないか心配です。継続するコツはありますか?

社会人が独学を継続するには時間のやりくりがポイントですね。例えば平日は出勤前や寝る前の1~2時間を勉強に充て、休日にまとめて復習するなど工夫しましょう。毎日少しずつでも続ければ習慣になります。また、「必ずCCNAを取る」という強い意志を持つことも大切です。不安な時は合格後の自分をイメージしたり、同じ目標を持つ仲間と励まし合うとモチベーションを保てますよ。

未経験からのCCNA挑戦は決して簡単ではありません。
しかし、ここで述べた理由からも分かるように、適切な勉強法で計画的に努力を積み重ねれば独学でも十分に合格可能です。実際に多くの未経験者がCCNAを独学で取得し、エンジニアへの第一歩を踏み出しています。
大切なのは「自分にもできる」と信じて行動を起こすことです。ぜひこの記事で紹介したポイントを参考に、CCNA合格に向けた学習をスタートしてみてください。あなたのチャレンジを応援しています!