CCNA取得者15人の年収アンケート【平均年収・アップの傾向を徹底分析】

最終更新日 2025年7月23日

CCNA取得者の年収傾向と年収アップのポイント

インフラエンジニア15人のアンケート結果から、CCNAと年収アップの傾向について考察します。
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はじめに

CCNA保有者の平均年収は約400~500万円とされており、インフラエンジニア未経験からでもCCNAを取得することで比較的高めの年収で転職しやすくなります。

実際、アンケートを行ったCCNA取得者15人の平均年収は約453万円となり、経験年数や企業規模によっては年収600万円以上も十分狙えることがわかりました。

一方、CCNAを取得しただけで自動的に大幅な昇給に繋がるわけではありません。
しかし、資格手当の支給や好条件の求人への応募資格など、CCNA取得は年収アップに有利な武器であることは間違いありません。

この記事では、CCNA保有者15人の年収データをもとに年収の傾向を分析し、資格取得後に年収を上げるポイントについて解説します。

アンケート概要

CCNA保有者15人の年収データを収集し、年齢・経験年数・雇用形態・企業規模・担当フェーズなどの要素から年収傾向を分析しました。

調査対象者

CCNA資格を持つインフラエンジニア

平均年収

300万円~700万円の幅があります

年齢層

幅広い年齢層のエンジニアを調査
アンケート概要
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CCNA保持者15人の年収アンケート結果

まず、エンジニア仲間15人に協力してもらい、CCNAを保有するインフラエンジニアの年収や経歴に関するデータを収集しました。

以下の表に、性別・年齢・年収・インフラエンジニア歴・雇用形態(SES/SIer/その他)・企業規模・担当フェーズ・保有資格(CCNA以外)・CCNA取得による年収アップのエピソードをまとめています。

No. 性別 年齢 年収 インフラ経験 SES/SI/その他 企業規模 担当フェーズ 保有資格 年収アップエピソード
1男性25歳350万円2年SES小規模(50名)運用CCNA・ITパスポート未経験からCCNA取得し年収320万スタート→現在350万
2男性30歳480万円5年SIer中堅(300名)構築CCNA・LPIC Level2CCNAで構築担当に抜擢され年収50万増
3女性28歳420万円4年SES中堅(200名)運用CCNA・AWS SAACCNA取得後チームリーダー昇格で年収20万増
4男性22歳300万円1年未満SES小規模(30名)保守CCNA・基本情報特になし
5女性26歳360万円3年SES小規模(80名)運用CCNA・ITILCCNA資格手当(月1万)獲得で年収12万増
6男性35歳650万円12年SIer大手(1000名+)提案CCNA・CCNP・AWSCCNAで上流工程任され年収580万→650万
7男性32歳500万円8年SIer大手(5000名+)設計CCNA・ネットワークスペシャリストCCNA取得後業務範囲拡大で年収400万→500万
8女性30歳470万円7年SIer中堅(500名)構築CCNA・LPIC Level2SESからSIer転職で年収420万→470万
9男性40歳700万円15年SIer大手(10000名+)要件定義CCNA・CCNP・PMP資格手当合計3万/月(年収+36万)
10女性29歳400万円6年その他(社内SE)中堅(500名)運用CCNA・基本情報・AWSヘルプデスクからネットワーク運用転身し年収330万→400万
11男性27歳380万円5年SES小規模(20名)構築CCNA・LPIC Level1特になし
12男性24歳340万円2年SIer大手(2000名)運用CCNACCNA保持で初任給優遇(通常より+30万)
13女性33歳520万円10年その他(通信)大手(3000名)設計CCNA・CCNP・AWSCCNA取得後に昇進し年収450万→520万
14男性36歳600万円12年その他(ベンダー)中堅(800名)提案CCNA・CCNP・情報セキュリティCCNA取得を機に提案業務へ挑戦し年収100万増
15女性23歳330万円1年SES中堅(150名)運用CCNA・基本情報CCNAが評価され未経験から高待遇(他新卒より+30万)

表を見ると、15人の平均年収は約453万円で、年収300万円台から700万円まで幅広いことがわかります。

最も高い年収は700万円(40歳男性、経験15年、大手SIer勤務)で、最も低い年収は300万円(22歳男性、経験1年未満、小規模SES勤務)でした。新人や経験の浅い層では年収300万円前後が中心ですが、経験を積んだエンジニアでは500万円以上、場合によっては600~700万円台に達するケースもあります

また、雇用形態ではSIer(システムインテグレーター)所属のエンジニアに高年収者が多く、CCNA取得後に転職や昇進で大幅な年収アップを果たしたエピソードも複数見られました。

Question.
年収が300万円台から700万円と大きな差がありますが、主な要因は何でしょうか?

Answer.
年収の差は主に経験年数と担当業務のレベル、そして働く企業の種類や規模によって生じています。例えば、経験が浅い若手エンジニアは年収が低めですが、経験を重ね高度な業務(設計や提案など)を任されるようになると年収が上がる傾向があります。また、大手SIerなど上流工程を担う企業に所属している方が、SES系の企業より年収が高い傾向が見られます(後述)。
さらに、CCNA以外の資格取得や転職によって待遇が改善し、年収アップに繋がったケースもあります。

それぞれ順に詳しく解説していきます。

CCNA保有者の年収分布
CCNA保有者の年収分布
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年齢・経験年数から見るCCNA保有者の年収傾向

CCNA保有者とはいえ、年齢やインフラエンジニアとしての経験年数によって年収には大きな開きがあります。一般的に、経験を積むほど年収は着実に上昇する傾向があり、本アンケート結果でもそれが裏付けられました。

20代前半・経験1~2年程度のエンジニアの年収は300万円台が中心ですが、30代以降・経験5年以上になると500万円前後、10年を超えるベテランでは600万円以上稼ぐ人もいます。

例えば、未経験からインフラエンジニアに転職したケースでは、初年度の年収は320~350万円程度が一つの目安になります。
実際にある求人では「未経験者:年収320~350万円、微経験者:年収350万円~」と提示されており、経験の差が初任給にも反映されています。

一方、5年以上の経験者ともなると転職市場での想定年収は400万円以上が一般的で、スキル次第では900万円近く提示される例もあります。このように、経験を重ねてスキルセットが充実するほど、年収レンジも大きく上振れしていきます。

キャリア層経験年数年収の目安特徴
未経験・新人~1年程度約300万円(CCNA取得で320~350万円)保守・運用中心。CCNA取得により初年度の待遇が良くなるケースが多い。
中堅層3~5年程度400~500万円ネットワーク構築・設計を任され始める。転職市場での評価が上がり始める時期。
ベテラン層10年以上600万円以上設計・要件定義・提案など上流工程を担う。マネジメントでさらに高収入を狙える。
年齢・経験年数と年収の関係

未経験・新人層(~1年程度)

年収の目安:約300万円(CCNA取得で320~350万円)

保守・運用業務が中心。CCNA取得により初年度の待遇が良くなるケースが多いです。

中堅層(3~5年程度)

年収の目安:400~500万円

ネットワーク構築・設計を任され始める時期。転職市場での評価も上がり始めます。

ベテラン層(10年以上)

年収の目安:600万円以上

設計・要件定義・提案など上流工程を担当。マネジメント業務でさらに高収入を狙えます。
年齢・経験年数と年収の関係

Question.
未経験からインフラエンジニアになっても、CCNAを持っていれば初任給は高くなりますか?

Answer.
はい、一定の効果があります。CCNA取得者は未経験でも知識を評価してもらいやすく、初年度年収が高めに設定される場合があります
実際、CCNAを持たずに未経験入社する場合と比べ、CCNAを取得して入社すると年収ベースで20~30万円程度高い条件を提示されたケースもあります。企業によっては「CCNA保持者は基本給加算」といった制度があり、新人でも資格手当がつくことがあります。
ただし、その後の昇給には実務で成果を出すことが必要で、資格だけで大幅な年収アップが続くわけではない点には注意してください。

未経験でCCNA取得

未経験でもCCNA取得で優遇される

未経験からインフラエンジニアを目指す場合、CCNA資格があると初任給が優遇されるケースが多くあります。

未経験でも知識を評価してもらいやすい

初年度年収が20~30万円高くなる傾向

「CCNA保持者は基本給加算」の制度がある企業も

新人でも資格手当がつくことがある

ただし、その後の昇給には実務で成果を出すことが必要です。資格だけで大幅な年収アップが続くわけではない点に注意しましょう。
未経験でCCNA取得
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働き方(SES/SIer)や企業規模による年収の違い

次に、働く企業の形態や規模による年収差を見てみましょう。

アンケートデータから、SES企業所属のエンジニアとSIer企業所属のエンジニアでは年収水準に差が見られました。一般的に、SIer(システムインテグレーター)のほうがSESより平均年収が高い傾向があります。実際ある調査では、SESエンジニアの平均年収は約420万円、SIer社員の平均年収は約550万円と報告されています。社内SE(企業内の情報システム部門)も平均約500万円で、SESより高めです。特に大手SIerでは30代で年収800万円を超えることも珍しくないと言われるほど、高年収を実現しやすい環境です。

この違いは、IT業界の下請け構造によるものです。
SIerはクライアントから直接大規模案件を受注し、プロジェクト全体を管理する立場にあるため、利益に応じて社員に還元される報酬も大きくなりやすいです。
一方、SES企業はSIer等からの下請け・派遣契約が多く、契約単価の制約から給与水準が抑えられる傾向にあります。簡単に言えば、「上流」を担うSIerの方が「下流」のSESよりも給料面で有利という構図です。

アンケートでも、大手SIer勤務の40歳男性(No.9)は年収700万円でしたが、小規模SES勤務の22歳男性(No.4)は年収300万円と、所属企業の規模・業態によって差が出ています。
また、中堅SIerに転職して年収が420万円から470万円に上がった女性(No.8)のケースや、大手通信系企業(その他)で520万円を得ている女性(No.13)も見られ、「より上流の環境へ移ると年収が上がる」ことが伺えます。

働き方による年収差

大手SIer

平均年収:約550万円以上

上流工程を担当し、30代で800万円超えも可能

社内SE

平均年収:約500万円

企業内の情報システム部門として安定した環境

SES企業

平均年収:約420万円

下請け構造の影響で給与水準が抑えられる傾向

一般的にSIerの方がSESより年収水準は高い傾向にあります。これはIT業界の下請け構造によるもので、上流を担うSIerの方が「下流」のSESよりも給料面で有利な構図となっています。
働き方による年収差

Question.
SESとSIerでは具体的にどちらが年収が高くなりますか?

Answer.
一般的にはSIerの方がSESより年収水準は高いです。上述の通り平均で100万円以上の差があるデータもあります。特に大手SIerでは高待遇で、30代で年収が800万円超えの例もあります。
逆にSESは下請けが中心のため、10年働いても年収500万円を超えるのが難しいケースもあると言われます。ただし例外もあり、中小規模のSIerではSESと大差ない給与水準のこともあります。まとめると「大手で上流を担うSIerほど高年収になりやすい」ですが、自身のキャリアや志向によって最適な働き方を選ぶことが大切です。

SIerとSESの年収差の理由

SIerが高年収の理由

クライアントから直接大規模案件を受注

プロジェクト全体を管理する立場

利益に応じて社員に還元される報酬も大きい

上流工程を担当するため高い技術力が評価される

SESが比較的低年収の理由

SIer等からの下請け・派遣契約が多い

契約単価の制約から給与水準が抑えられる

運用・保守など下流工程が中心

10年働いても年収500万円を超えるのが難しいケースも

「大手で上流を担うSIerほど高年収になりやすい」ですが、自身のキャリアや志向によって最適な働き方を選ぶことが大切です。
SIerとSESの年収差の理由
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担当フェーズ(業務内容)による年収の違い

インフラエンジニアとして担当しているフェーズ(業務範囲)も、年収に影響する重要な要素です。CCNA取得者といえど、「保守・運用」だけを担当している場合と、「構築・設計・要件定義」まで担っている場合では、責任の重さや求められるスキルが異なるため、給与にも差が出ます。

一般に、ネットワークの保守・運用フェーズはエントリークラスの仕事が多く、年収も抑えめになる傾向があります。一方で、設計や要件定義、提案といった上流工程を任されるエンジニアは、チームやプロジェクトを牽引する役割も担うため、その分年収レンジも高くなります。実際アンケートでも、「提案」フェーズまで対応している35歳男性(No.6)は年収650万円と高水準でした。また「設計」担当の32歳男性(No.7)は500万円であるのに対し、運用メインの同年代(No.3, No.10)は400万円前後と、上流工程を経験しているかどうかで差が出ています。

企業側も、ネットワーク設計や顧客提案ができる人材には高い報酬を提供する傾向があります。これは、ビジネスへの直接的な貢献度が高いためで、上流を経験したエンジニアほど市場価値も上がり、結果として年収アップに繋がりやすいのです。

担当フェーズと年収の関係

提案

年収600万円以上

要件定義

年収550万円以上

設計

年収500万円前後

構築

年収450万円前後

運用・保守

年収350~400万円

上流工程を担当するほど年収が高くなる傾向があります。ビジネスへの直接的な貢献度が高いため、上流を経験したエンジニアほど市場価値も上がり、結果として年収アップに繋がりやすいのです。
担当フェーズと年収の関係

Question.
保守や運用だけしか経験がないと、年収アップは難しいでしょうか?

Answer.
保守・運用の経験だけでも基礎をしっかり積めば徐々に昇給はしていきますが、大幅な年収アップを狙うなら上流工程にチャレンジするのがおすすめです。ネットワーク設計やプロジェクトリーダー経験が加われば市場価値が高まり、転職時の提示年収も上がりやすくなります。保守経験からスタートした方も、CCNA取得後にさらに知識を深めていけば、構築・設計のポジションに抜擢されるチャンスがあります。その際には年収交渉でも有利になり、「運用のみ」から脱却することで年収500万円超えも現実的になります。

上流工程への挑戦

上流工程経験のメリット

保守・運用の経験だけでも基礎をしっかり積めば徐々に昇給はしていきますが、大幅な年収アップを狙うなら上流工程にチャレンジするのがおすすめです。

ネットワーク設計やプロジェクトリーダー経験が加わる

市場価値が高まり、転職時の提示年収も上がりやすい

「運用のみ」から脱却することで年収500万円超えも現実的

保守経験からスタートした方も、CCNA取得後にさらに知識を深めていけば、構築・設計のポジションに抜擢されるチャンスがあります。その際には年収交渉でも有利になります。
上流工程への挑戦
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他の資格やスキルが年収に与える影響

CCNA以外に保有する資格やスキルも、年収に影響を与えます。

今回のアンケート対象者でも、CCNAに加えてLPIC(Linux技術者認定)やAWS認定資格、さらに上位資格であるCCNPを取得している人が複数いました。複数の資格を持つエンジニアはスキルの幅が広がるため、高評価につながりやすく、結果として年収も高めの傾向があります。

特に、CCNAの上位資格であるCCNPを取得すると年収アップに直結しやすいと言われます。
ある調査によれば、CCNP取得者の平均年収はCCNA取得者より50万~100万円以上高い傾向が確認されています。
実際、本アンケートでもCCNPを持つ方(No.6, No.7, No.9, No.13, No.14)は持っていない方に比べ年収が高い傾向が見られました。例えばNo.6の35歳男性はCCNP取得後にプロジェクトリーダーに昇進し、年収が大きく向上しています。

また、昨今ニーズの高いクラウド系資格(AWS認定など)やセキュリティ系資格を併せ持つことで、より市場価値が上がり高収入につながるケースも増えています。
No.9の40歳男性はPMP(プロジェクト管理資格)も保有し、大規模案件をまとめるマネジメントスキルも評価されて700万円の高年収を得ています。

このようにCCNA取得後も学習を継続し、関連分野の資格取得やスキルアップを図ることが年収アップのカギになります

他の資格・スキルの影響

CCNP

CCNAの上位資格。取得すると平均で50~100万円程度年収が上がる傾向があります。

AWS認定資格

クラウド系の知識を証明。ソリューションアーキテクトなどはインフラエンジニアの市場価値を高めます。

LPIC

Linux技術者認定。サーバー管理スキルを証明し、インフラエンジニアの幅を広げます。

セキュリティ資格

情報処理安全確保支援士やネットワークスペシャリストなど国家資格も評価されます。

CCNA取得後も学習を継続し、関連分野の資格取得やスキルアップを図ることが年収アップのカギになります。
他の資格・スキルの影響

Question.
CCNA以外に取得すると年収アップに役立つ資格はありますか?

Answer.
はい、例えばCCNPは非常におすすめです。CCNPを取ると平均で50~100万円程度年収が上がる傾向があると報告されています。他にも、クラウド系ではAWS認定資格(ソリューションアーキテクトなど)はインフラエンジニアの市場価値を高めるため、持っていると転職時のアピールになり年収交渉で有利です。セキュリティ分野では情報処理安全確保支援士やネットワークスペシャリストなど国家資格も評価されます。要するに、CCNA取得後も次のステップとして関連資格を取得すれば、更なる年収アップに直結しやすいので、ぜひ継続的にスキルアップしてみてください。

複数資格保有の効果

複数資格のメリット

アンケート対象者でも、CCNAに加えてLPICやAWS認定資格、CCNPを取得している人が複数いました。複数の資格を持つエンジニアはスキルの幅が広がるため、高評価につながりやすく、結果として年収も高めの傾向があります。

特にCCNPを持つ方(No.6, No.7, No.9, No.13, No.14)は持っていない方に比べ年収が高い傾向が見られました。

昨今ニーズの高いクラウド系資格(AWS認定など)やセキュリティ系資格を併せ持つことで、より市場価値が上がり高収入につながるケースも増えています。
複数資格保有の効果
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CCNA取得で年収アップしたエピソード紹介

最後に、CCNA取得がどのように年収アップに結びついたか、その具体的な**エピソード(事例)**をいくつかご紹介します。アンケート協力者の中から代表的なケースを3つ取り上げ、それぞれどのように年収が上がったかを整理しました。

  • ケース1 未経験からの転職で年収アップ
    25歳・男性(No.1)は、異業種からインフラエンジニアへ転職する際にCCNAを取得しました。CCNA取得のおかげでインフラ知識を評価され、未経験ながら年収320万円(従来は約250万円)で内定を獲得。入社後2年間の実務経験を経て現在の年収は350万円となり、同年代のCCNA未取得者より高い水準でキャリアをスタートできました。
  • ケース2 資格手当で収入底上げ
    26歳・女性(No.5)は中小企業のSES勤務。CCNA合格後、社内で資格手当として毎月1万円が支給されるようになりました。その結果、年間で12万円の収入増となり、年収はそれまでの348万円から360万円にアップしました。資格手当を出す企業に転職・就職すれば、CCNA保持だけで年収が明確に上がる良い例です。
  • ケース3 社内昇進で大幅年収アップ
    35歳・男性(No.6)はインフラエンジニア歴12年のベテラン。更なるキャリアアップを目指しCCNAを取得後、ネットワーク構築案件で上流工程を任されるようになりました。その実績が認められてプロジェクトリーダーに昇進し、年収が580万円から650万円に増加しています。特にクラウド連携の知識を評価され役職に就いたことで、組織内での待遇が向上したケースです。
年収アップ事例①:未経験からの転職

異業種からの転職準備

25歳・男性(No.1)は、異業種からインフラエンジニアへ転職するためにCCNA取得を目指しました。

CCNA合格

独学でCCNAを取得し、インフラエンジニアとしての基礎知識を証明できるようになりました。

好条件での内定獲得

CCNA取得のおかげでインフラ知識を評価され、未経験ながら年収320万円(従来は約250万円)で内定を獲得しました。

実務経験を積む

入社後2年間の実務経験を経て現在の年収は350万円となり、同年代のCCNA未取得者より高い水準でキャリアをスタートできました。
年収アップ事例①:未経験からの転職
年収アップ事例②:資格手当

資格手当による収入増

26歳・女性(No.5)は中小企業のSES勤務。CCNA合格後、社内で資格手当として毎月1万円が支給されるようになりました。

CCNA取得前:年収348万円

CCNA取得後:年収360万円(+12万円)

資格手当を出す企業に転職・就職すれば、CCNA保持だけで年収が明確に上がる良い例です。

多くの企業では、CCNA取得者には月1~2万円の資格手当を支給する制度があります。在籍企業の制度次第では年間10~20万円以上の収入増が見込めます。
年収アップ事例②:資格手当
年収アップ事例③:社内昇進

CCNA取得

35歳・男性(No.6)はインフラエンジニア歴12年のベテラン。更なるキャリアアップを目指しCCNAを取得しました。

上流工程担当

CCNA取得後、ネットワーク構築案件で上流工程を任されるようになりました。特にクラウド連携の知識が評価されました。

プロジェクトリーダーに昇進

実績が認められてプロジェクトリーダーに昇進。組織内での待遇が向上しました。

大幅年収アップ

年収が580万円から650万円に増加(+70万円)。役職に就いたことで待遇が大きく改善しました。
年収アップ事例③:社内昇進

上記のように、CCNA取得による年収アップには(1)未経験からの転職時に有利になる, (2)資格手当で直接収入が増える, (3)社内で昇進・重要ポジションを任されるというパターンが見られます。
いずれの場合も、CCNAによって得た知識・スキルが評価の土台になっている点が共通しています。

Question.
CCNAを取るだけで本当に年収が上がるのでしょうか?

Answer.
CCNAを取得しただけで自動的に年収が上がるわけではありませんが、年収アップのきっかけを掴む強力な武器になることは確かです。例えば前述のケースのように、転職時の初年度年収が高く提示されたり、資格手当で収入が加算されたり、昇進チャンスを掴んで結果的に年収が上がったりと、CCNAがあったからこそのメリットが多々あります。ただし、その後のキャリアで年収を伸ばすには資格で得た知識を現場で発揮し、更なるスキルアップを図ることが大切です。CCNA取得はあくまでスタートラインですが、そこから努力次第で大きなリターン(年収アップ)を得ることができるでしょう。

CCNAだけで年収は上がるか?

CCNAの効果

CCNAを取得しただけで自動的に年収が上がるわけではありませんが、年収アップのきっかけを掴む強力な武器になることは確かです。

転職時の初年度年収が高く提示される

資格手当で収入が加算される

昇進チャンスを掴んで結果的に年収が上がる

CCNA取得はあくまでスタートラインですが、そこから努力次第で大きなリターン(年収アップ)を得ることができます。その後のキャリアで年収を伸ばすには資格で得た知識を現場で発揮し、更なるスキルアップを図ることが大切です。
CCNAだけで年収は上がるか?
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まとめ CCNA取得者の年収傾向と年収アップのポイント

CCNAを取得したインフラエンジニア15人のデータと各種情報から、以下のような年収傾向が見えてきました。

  • 平均年収は約400~500万円前後。
    • 未経験からでもCCNAを持っていれば年収350万円程度でスタートでき、経験を積めば500万円超も十分可能
  • SIerなど上流企業ほど高年収の傾向。
    • SESの平均年収が420万円に対し、SIerは550万円と高め。大手SIerでは30代で800万円も狙えるため、高収入を目指すなら上流企業へのチャレンジも効果的です。
  • 資格手当や社内制度の活用。
    • CCNA取得者には月1~2万円の資格手当を支給する企業もあり、在籍企業の制度次第では年間10~20万円以上の収入増が見込めます。
  • 上位資格・関連資格でさらなるアップ。
    • CCNP取得で平均年収はCCNAより50~100万円高い傾向。またAWS等のクラウド資格や高度情報処理資格を併せ持つことで、市場価値が上がり交渉次第で高年収を得やすくなります。
CCNA取得者の年収まとめ

平均年収

CCNA保有者の平均年収は約400~500万円前後。未経験からでも年収350万円程度でスタートでき、経験を積めば500万円超も十分可能。

企業形態の影響

SESの平均年収が420万円に対し、SIerは550万円と高め。大手SIerでは30代で800万円も狙えるため、高収入を目指すなら上流企業へのチャレンジも効果的。

資格手当の活用

CCNA取得者には月1~2万円の資格手当を支給する企業もあり、在籍企業の制度次第では年間10~20万円以上の収入増が見込める。

上位資格の効果

CCNP取得で平均年収はCCNAより50~100万円高い傾向。AWS等のクラウド資格や高度情報処理資格を併せ持つことで、市場価値が上がり高年収を得やすくなる。
CCNA取得者の年収まとめ

CCNAはネットワークエンジニアの登竜門と言われる通り、未経験からインフラエンジニアになる際の強力な武器になります。
さらに、取得後もその知識を活かしてキャリアアップしていくことで、将来的な年収レンジを大きく引き上げることができます。「インフラエンジニアとして年収を上げたい」と考えるなら、まずCCNA合格を目指し、その後も継続して実務経験を積みながら上位資格取得やスキル拡張に取り組んでみてください。努力を重ねることで、5年後・10年後には大きな収入アップという形で報われるはずです。

転職市場でもCCNAホルダーは高く評価されますので、ぜひキャリア形成に役立ててください。

Question.
CCNAはインフラエンジニアへの転職や年収アップに本当に価値がありますか?

Answer.
はい、CCNAには十分な価値があります。未経験でもCCNAがあれば年収350万円以上の好条件求人を狙えるなど、転職のハードルを下げつつ待遇面を底上げできる効果があります。もちろん資格だけでなく、その後の実践力も重要ですが、CCNA取得は年収アップへの第一歩として最適です。実際に多くの先輩エンジニアが「CCNAが転機となりキャリアと収入が向上した」と証言しています。ぜひCCNA合格まで頑張ってください。その先には、努力に見合った年収アップのチャンスがきっと待っています。

最後に

CCNAはネットワークエンジニアの登竜門と言われる通り、未経験からインフラエンジニアになる際の強力な武器になります。

さらに、取得後もその知識を活かしてキャリアアップしていくことで、将来的な年収レンジを大きく引き上げることができます。

「インフラエンジニアとして年収を上げたい」と考えるなら、まずCCNA合格を目指し、その後も継続して実務経験を積みながら上位資格取得やスキル拡張に取り組んでみてください。

努力を重ねることで、5年後・10年後には大きな収入アップという形で報われるはずです。転職市場でもCCNAホルダーは高く評価されますので、ぜひキャリア形成に役立ててください。
最後に
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