【2025年最新版】LPIC201試験範囲を完全解説|出題内容・出題傾向まとめ

最終更新日 2025年4月30日

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LPIC201とは?試験の概要を理解しよう

LPIC201は、Linux技術者として一歩進んだスキルが求められる「LPICレベル2」認定の一部であり、サーバ管理の基礎から応用まで幅広く問われる試験です。

この試験では、システム管理やストレージ管理、カーネル設定、起動プロセスなど、より実践的な内容が出題されます。LPICレベル1では足りなかった「実運用」の観点を問われるため、単なる知識だけでなく実践経験が重要です。

新人エンジニア
新人エンジニア

LPIC201ってLPIC102の続きですか?内容はかなり難しいんですか?

先輩エンジニア
先輩エンジニア

そうだね。201はより実務寄りで、たとえばsystemdの挙動や、RAIDやLVMの構成なんかも深く聞かれるよ。覚えるだけじゃなくて、なぜその設定が必要か理解しておくことが大事だね。

体験談
実際にLPIC201を受験して感じたのは、問題文の日本語訳がややこしく、落とし穴が多い点です。模試では正解できた問題も、本番では読解力と選択肢の見極めが問われるため、公式教材だけでなく、実際のLinux環境で操作を繰り返しておくことが合格のカギになります。

LPIC201とは

中級レベルの認定

Linux技術者としての応用スキルを証明

実践的な内容

サーバー管理の基礎から応用まで幅広く出題

実務寄りの問題

単なる知識より実践経験が重要
LPIC201とは
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LPICレベル2の位置づけと認定要件

LPICレベル2は、「中級レベルのLinuxエンジニア」としての認定であり、201と202の両方に合格することで認定されます。

LPICの認定は有効期限が5年間であり、再認定のためには同レベルの再受験または上位資格の取得が必要です。なお、LPICレベル1の有効な認定があることが受験条件ですので、未取得の場合はまず101・102に合格しておく必要があります。

新人エンジニア
新人エンジニア

LPIC202だけ受けても認定されますか?

先輩エンジニア
先輩エンジニア

いや、201と202の両方に合格して初めて『LPICレベル2』として認定されるから、どちらかだけでは意味ないよ。

体験談
認定までの道のりは長く感じますが、逆に実務でのスキル証明には非常に有利です。特に転職市場では、レベル2を持っていると「中規模以上のシステム運用経験者」とみなされることが多く、年収アップにも繋がりやすい印象がありました。

LPICレベル2の位置づけ

レベル1(101/102)

基礎知識と初級スキル

レベル2(201/202)

中級レベルのLinuxエンジニア認定

レベル3

専門分野の高度なスキル
LPICレベル2の位置づけ
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LPIC201の試験形式・合格基準

LPIC201は、60分で60問の選択・記述形式で構成されており、約500点満点中、合格ラインは500点中500点ではなく、通常は60%~65%程度(300点前後)です。

問題は英語がベースで、日本語訳に違和感があることもあり、文脈から意味を読み解くスキルも必要です。また、コマンドの記述問題では正確な構文の記憶が求められるため、タイピング練習も意外と効果的です。

新人エンジニア
新人エンジニア

試験中って戻って見直しできますか?

先輩エンジニア
先輩エンジニア

うん、できるよ。でも時間がギリギリになることが多いから、最初から丁寧に解いたほうがいい。見直しは余裕があれば、って感じだね。

体験談
試験中は焦らず、記述形式の設問にどれだけ正確に答えられるかが鍵です。特に、systemdユニットファイルの構成や、GRUBの設定ファイルの記述内容などは、模試で出てきた内容がそのまま出題されたこともありました。しっかり過去問をやり込んでおくのがおすすめです。

試験形式と合格基準

試験時間と問題数

60分で60問の選択・記述形式

合格ライン

500点満点中約300点(60%)

言語

英語がベース、日本語訳に注意

有効期限

認定は5年間有効
試験形式と合格基準
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LPIC201の試験範囲【2025年版】

LPIC201の試験範囲は、実務に直結するLinuxの中核技術を6つのトピックで体系的にカバーしています。

2025年版のLPIC201では、systemd・LVM・GRUB2・RAID構成・udev・ネットワークインターフェースの設定など、現場で使う技術が重点的に出題されます。範囲が広いため、トピックごとに重点を絞って対策することが合格のポイントです。

  1. Topic 200:Linux カーネル
  2. Topic 201:システム起動
  3. Topic 202:ファイルシステムとデバイス
  4. Topic 203:高度なストレージ管理
  5. Topic 204:ネットワーク構成
  6. Topic 205:システム保守
試験範囲の全体像

Topic 200

Linuxカーネル

Topic 201

システム起動

Topic 202

ファイルシステムとデバイス

Topic 203

高度なストレージ管理

Topic 204

ネットワーク構成

Topic 205

システム保守
試験範囲の全体像

LPIC201の実際の合格体験記は以下の記事で紹介しているのでよかったら見てみてください!

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Topic 200:Linux カーネル

このトピックでは、カーネルの構成、パラメータの設定、モジュールの管理など、Linuxの最下層に関する知識が問われます。

たとえば make menuconfig でのカーネル構成や、modprobe, lsmod, /proc/sys 以下の設定など、カーネルのカスタマイズとチューニングの基礎が出題されます。

試験範囲テーマ詳細内容重要度
カーネルの構成とコンパイルmake menuconfigによる設定、カーネルの再構築手順、インストール方法の理解★★★★★
カーネルモジュールの管理modprobe, insmod, rmmod, lsmodなどの使用方法、依存関係の確認★★★★★
カーネルパラメータの設定/proc/sys以下でのパラメータ設定と永続化方法(/etc/sysctl.conf★★★★☆
起動時のカーネルパラメータ設定(GRUB経由)GRUBの設定ファイルでのカーネル起動パラメータ指定方法★★★★☆
procファイルシステムの利用/proc以下の動的情報の確認(CPU、メモリ、マウント情報など)★★★☆☆
sysctlコマンドの使用システムパラメータの一時的・永続的設定、sysctl -pによる反映★★★★☆
新人エンジニア
新人エンジニア

カーネルって触る機会少ないんですけど、どうやって勉強すればいいですか?

先輩エンジニア
先輩エンジニア

VMでカーネル再構築を試してみるのが一番早いね。modprobeやsysctlの使い方は絶対に覚えておいた方がいいよ。

体験談
実際に出た問題では、sysctl.confの書式や、modprobe.dでの設定ファイル内容を選ばせる問題がありました。暗記だけでなく、実際に試しておくと記憶に残りやすいです。

Topic 200:Linuxカーネル

カーネル構成

make menuconfigによる設定

モジュール管理

modprobe, lsmodなどの使用法

パラメータ設定

/proc/sysとsysctl.confの活用
Topic 200:Linuxカーネル
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Topic 201:システム起動

このトピックでは、ブートローダ(GRUB2)、initプロセス、systemdユニット管理など、Linuxの起動プロセス全体が問われます。

systemdのユニットファイルの構造や、systemctlの各種操作、GRUB設定ファイルの編集方法などが頻出です。

試験範囲テーマ詳細内容重要度
systemdのユニットファイル管理systemctlの基本操作、enable, start, status, daemon-reexecなどの使い方★★★★★
ユニットファイルの構成と依存関係[Unit], [Service], [Install] セクションの役割と依存関係 (After=, Wants=など)★★★★★
起動ターゲットの管理default.target, rescue.target, multi-user.targetなどの種類と使い分け★★★★☆
systemdのログとデバッグjournalctlでのログ確認、ブート時エラーの調査、ログのフィルタリング方法★★★★☆
GRUB2の設定とトラブル対応grub.cfgの構造、カーネルパラメータの変更、grub-mkconfiggrub-installの使い方★★★★☆
古いinitシステムとの違い(補足的知識)SysV initとの違い、互換スクリプトの配置場所(例:/etc/init.d/★★☆☆☆
新人エンジニア
新人エンジニア

systemdのユニットファイルって全部覚える必要あります?

先輩エンジニア
先輩エンジニア

主要な項目だけで十分だよ。たとえば、[Service]のExecStartやRestartあたりは何度も見たね。

体験談
systemdとGRUBの連携に関する問題が出たとき、実際にgrub.cfgの変更を体験していたおかげで自信を持って解答できました。座学だけではミスしやすい部分です。

Topic 201:システム起動

GRUB2設定

grub.cfgの構造と編集方法

systemd管理

ユニットファイルの構成と操作

起動ターゲット

multi-user.targetなどの種類と切替

起動ログ

journalctlでのデバッグ方法
Topic 201:システム起動
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Topic 202:ファイルシステムとデバイス

ファイルシステムの作成、マウント、fstab設定、udevによるデバイス管理が中心です。

特に mkfs, mount, tune2fs, udevadm などのコマンドと設定ファイルの使い方が重要です。

試験範囲テーマ詳細内容重要度
ファイルシステムの作成と管理mkfs, tune2fs, e2label, dumpe2fsなどによるext系ファイルシステムの構築・管理★★★★☆
ファイルシステムのマウントと/etc/fstabの設定UUIDやLABELによるマウント、mount, umount, /etc/fstabの正しい記述形式★★★★★
ファイルシステムのチェックと修復fsck, e2fsck, tune2fsによる自動チェックや修復の設定★★★★☆
スワップ領域の管理mkswap, swapon, swapoff/etc/fstabによるスワップ領域の設定★★★☆☆
udevによるデバイス管理udevadm, /etc/udev/rules.d/でのデバイス命名ルール、属性・アクションに基づく設定★★★★☆
デバイスファイルと/devディレクトリの構造動的に生成されるデバイスファイルの仕組みと確認手法 (ls -l /dev/ など)★★★☆☆
新人エンジニア
新人エンジニア

udevってあんまり使ったことないんですけど、試験に出ますか?

先輩エンジニア
先輩エンジニア

出るよ。udevルールを使ってデバイス名を固定する問題が出たから、最低限の書き方は覚えておいた方がいい。

体験談
fstabの設定でUUIDやLABELを使ったマウント方法を選ぶ問題が出たとき、設定ミスのある選択肢が混じっていて、よく読まないと間違えやすかったです。

Topic 202:ファイルシステム

パーティション作成

fdisk, partedでの初期設定

ファイルシステム構築

mkfs, tune2fsによる作成と調整

マウント設定

fstabでのUUID/LABEL指定

udevルール

デバイス名の固定化と属性設定
Topic 202:ファイルシステム
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Topic 203:高度なストレージ管理

このセクションは、LVM・RAID構成・ストレージ暗号化(LUKS)といった、信頼性と柔軟性を求められる環境の管理スキルが問われます。

pvcreate, vgcreate, lvcreate, mdadm, cryptsetup などのツール操作と構成ファイルの理解が必要です。

試験範囲テーマ詳細内容重要度
LVMの構築と管理pvcreate, vgcreate, lvcreateなどの基本操作、論理ボリュームの拡張・縮小・削除★★★★★
LVMのスナップショットlvcreate -sによるスナップショット作成、運用の仕組みと用途、スナップショットの制限事項★★★★☆
RAIDの構成と管理(mdadm)RAIDレベル(0, 1, 5, 10)の違いと用途、mdadmを使った構築・確認・再構成手順★★★★★
RAIDとLVMの組み合わせRAID上にLVMを構築するケースと逆の構成、それぞれのメリット・注意点★★★★☆
ストレージ暗号化(LUKS)cryptsetup, crypttab, dm-cryptの基礎、パスフレーズとマッピングの流れ★★★☆☆
ディスクとパーティションの操作fdisk, parted, lsblk, blkidなどによるディスクの初期化と確認手順★★★★☆
新人エンジニア
新人エンジニア

RAIDのレベルってどれを重点的に覚えればいいですか?

先輩エンジニア
先輩エンジニア

RAID0, 1, 5は必須。RAID10もよく問われるから、冗長性と構成の特徴を表で整理するといいよ。

体験談
LVMのスナップショット関連の操作が出たとき、手順の順番を問う問題だったので、実際に練習していて助かりました。選択肢が紛らわしかったです。

Topic 203:高度なストレージ管理

LVM構築

物理ボリューム→ボリュームグループ→論理ボリューム

RAID構成

mdadmによる各RAIDレベルの構築と管理

ストレージ暗号化

LUKSによるディスク暗号化の設定
Topic 203:高度なストレージ管理
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Topic 204:ネットワーク構成

ここでは、IPアドレスの設定、ルーティング、ネットワークインターフェース管理、ホスト名解決の仕組みなどが出題されます。

特に ip, ifconfig, nmcli, /etc/hosts, /etc/resolv.conf の使い方とネットワークトラブルシューティングの知識が問われます。

試験範囲テーマ詳細内容重要度
IPアドレスとインターフェースの設定ip addr, ip link, ifconfig, nmcliなどによるネットワーク設定★★★★★
ネットワークインターフェースの永続化/etc/network/interfaces, /etc/sysconfig/network-scripts/, NetworkManager設定の使い分け★★★★☆
ルーティングの設定と確認ip route, route, ip ruleでのルーティングテーブルの操作★★★★☆
ネームサービスの設定/etc/hosts, /etc/resolv.conf, DNSクエリと名前解決の優先順位★★★★☆
ネットワークのトラブルシューティングping, traceroute, dig, host, netstat, ssなどの使い分けと障害切り分け★★★★★
ネットワーク構成ファイルの確認と編集接続の自動化や静的設定の管理(systemd-networkdやnmcliのprofile設定含む)★★★★☆
新人エンジニア
新人エンジニア

ipコマンドとifconfigってどっちが出やすいですか?

先輩エンジニア
先輩エンジニア

最近はipコマンド重視だね。ただし、ifconfigもまだ出るから両方押さえておくと安心。

体験談
ネットワーク設定の問題では、static IPを手動設定する手順や、DNS設定の場所を問う設問があり、nmcliに慣れておくと有利だと感じました。

Topic 204:ネットワーク構成

インターフェース設定

ip addrコマンド

nmcliによる管理

設定の永続化

ルーティング

ip routeの使用法

静的ルート設定

ルーティングテーブル

名前解決

/etc/hostsの編集

/etc/resolv.conf設定

DNSクエリの確認
Topic 204:ネットワーク構成
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Topic 205:システム保守

システムログ管理、プロセスの監視、パッケージ管理、バックアップなど、日常的な保守作業の知識が求められます。

journalctl, top, ps, kill, dpkg, rpm, rsync, tar など、実務で頻繁に使うコマンドが出題の中心です。

試験範囲テーマ詳細内容重要度
ログ管理(systemd-journald)journalctlでのログ確認・フィルタリング、永続化設定、ログの保存場所★★★★★
ログ管理(rsyslog)rsyslog.confの書式、ログファイルの指定、セキュリティとの関連性★★★☆☆
プロセスの監視と制御ps, top, kill, nice, renice, uptimeの使い方と状態確認★★★★☆
パッケージ管理(dpkg/rpm).deb, .rpm形式のパッケージ操作、依存関係確認、バージョン固定、リポジトリの確認★★★★☆
バックアップとアーカイブtar, rsync, cpio, ddなどを用いたバックアップ手法と復元の流れ★★★★☆
クロンとタイマーの管理cron, at, systemd-timersの使い方、定期処理のスケジュール管理方法★★★☆☆
新人エンジニア
新人エンジニア

ログってjournalctlとrsyslog、どっちが出ますか?

先輩エンジニア
先輩エンジニア

今はsystemd-journald関連が中心だね。ただ、rsyslogも出るから設定ファイルの記法くらいはチェックしておこう。

体験談
journalctlのフィルタ機能や、ログの永続化設定など、普段から使っていないと難しい内容が出ました。過去問だけではカバーできない印象です。

opic 205:システム保守

ログ管理

journalctl、rsyslogの設定

プロセス監視

ps、top、killの活用

パッケージ管理

dpkg/rpmの操作と依存関係
opic 205:システム保守
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出題傾向と学習のポイント

LPIC201はトピック全体をまんべんなく問いつつ、特定のテーマに出題が集中する傾向があります。
2025年版では、systemd、LVM、ネットワーク構成、system保守の分野が引き続き重要であり、単なる暗記ではなく、構成ファイルの構造や操作コマンドの流れを理解することが合格への鍵です。

  1. 過去問から見る頻出テーマ
  2. 各トピックの重点学習項目
  3. 2025年版の変更点と対策

過去問から見る頻出テーマ

過去問を分析すると、「systemdのユニット管理」「GRUB2の設定」「LVMの構築手順」「journalctlの活用」などが頻出です。

特に、systemd関連は複数問連続で出題されることもあり、ユニットの依存関係やsystemctlの使い方を中心に対策する必要があります。
また、fstabの設定内容やRAID構成、udevルールの記述形式も頻繁に登場しています。

ランキング頻出テーマ詳細内容出題頻度(★5段階)出題元トピック
1位systemdのユニット管理systemctl, ユニットファイルの構成・依存関係★★★★★Topic 201
2位LVMの構築と管理pvcreate, vgcreate, lvcreate, 拡張・縮小など★★★★★Topic 203
3位GRUB2の設定と起動パラメータgrub.cfg, grub-mkconfig, 起動オプション変更★★★★☆Topic 201
4位fstabとマウント設定UUID, LABEL指定、fstabの記法とエラー判別★★★★☆Topic 202
5位journalctlによるログ確認journalctlのフィルター、ログ保存、起動ログの確認★★★★☆Topic 205
6位ネットワーク設定(ip/nmcli)ip addr, nmcli, /etc/hosts, /etc/resolv.conf★★★★☆Topic 204
7位RAID構成(mdadm)RAIDレベルの選択とコマンド操作★★★★☆Topic 203
8位udevルールによるデバイス管理属性によるデバイス命名、ルールファイルの記述★★★☆☆Topic 202
9位sysctlによるカーネルパラメータ設定一時的・永続的設定、/etc/sysctl.confの編集★★★☆☆Topic 200
10位プロセス管理(ps/top/kill)状態確認とプロセス制御、負荷の確認やトラブルシュート★★★☆☆Topic 205
新人エンジニア
新人エンジニア

過去問ってどこまで信用していいんですか?繰り返し出るものなんですか?

先輩エンジニア
先輩エンジニア

同じ問題は出なくても、パターンや切り口はかなり似てる。だから過去問の解説まで理解すると効果的だよ。

体験談
私が受けたときも、過去問で見た「systemdユニットの有効化に必要なコマンド」を問う設問が、形式を変えて出題されました。言い回しが違っても本質を理解していれば対応できます。

頻出テーマランキング

systemd管理

ユニットファイル構成と依存関係

LVM構築

論理ボリュームの作成と拡張

GRUB2設定

起動パラメータと設定ファイル

fstab設定

UUIDによるマウント指定
頻出テーマランキング
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各トピックの重点学習項目

全トピックを通して「設定ファイルの正しい記法」と「コマンドの実行順序」を把握しておくことが最も重要です。

以下は、各トピックで特に頻度が高く、学習効果が高いポイントです。

  • Linuxカーネルmodprobe, sysctl, /procディレクトリの構造
  • システム起動systemdユニットの依存関係、grub.cfgの記述
  • ファイルシステムfstabの編集、udevルール設定
  • ストレージ管理pvcreateからlvextendまでの操作フロー
  • ネットワークip, nmcli, /etc/hostsとDNS解決の仕組み
  • 保守journalctl, rsync, tarの使用場面とオプション
新人エンジニア
新人エンジニア

優先順位つけて勉強したいんですが、どこから手をつけるのがいいですか?

先輩エンジニア
先輩エンジニア

まずはsystemdとLVMを最優先で学ぶべき。それが終わったら、GRUBやfstab、udevに進むと効率がいいよ。

体験談
範囲を全て暗記しようとすると時間が足りません。出題比率の高い部分を重点的に掘り下げる方が合格率は確実に上がります。とくにLVMは出題形式が多様なので、実機で操作するのがベストです。

2025年版の変更点と対策

2025年版では、より「systemd寄り」に試験傾向が移行しており、initスクリプトよりもユニットファイルの記述や管理方法に重点があります。

また、nmcliの出題比率が高まり、NetworkManagerベースの設定が標準化されてきています。ifconfig/etc/sysconfig/network-scripts/などの古い手法よりも、現行の設定ツールに慣れておくことが求められます。

新人エンジニア
新人エンジニア

バージョンによっては問題内容が変わるって本当ですか?

先輩エンジニア
先輩エンジニア

本当。LPICは年ごとに少しずつ中身が更新されるから、古い参考書だけじゃ足りないよ。公式のObjectivesを毎年確認しよう。

体験談
私が使った市販の教材が2023年版で、systemd関連の最新仕様に未対応だった部分がありました。最新のObjectiveと照らし合わせて補完したことで、正答できた問題も多かったです。

2025年版の変更点

systemd重視

initスクリプトより優先

nmcli出題増加

NetworkManager設定が標準化

最新ツール重視

古い手法より現行設定ツール
2025年版の変更点
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この記事を書いた人!

ゴリタン

インフラエンジニアとして、ネットワークとサーバーの運用・保守・構築・設計に幅広く携わり、
現在は大規模政府公共データの移行プロジェクトを担当。

CCNPやLPICレベル3、AWSセキュリティスペシャリストなどの資格を保有しています。