【Linux】uptimeコマンド使用方法・各項の見方(リソース使用率の確認)

uptimeコマンド使用方法・各項の見方

>>キャパシティープランニングとは

キャパシティープランニングを行う際、今後構築しようとしているシステムがどのくらいの
リソースを必要とするのか確認するためにも、現在のリソースの使用状況を
確認する必要があります。

そこで、使用するコマンドの1つである uptimeコマンドを今回紹介いたします。

キャパシティープランニングについては以下の記事で紹介しているので確認してみてください!

>>uptimeコマンドについて

uptimeコマンドとは

uptimeコマンドは、実行するとシステムの稼働時間や、ログインユーザーの数、平均負荷などの情報が
表示されます。


topコマンドを実行したときの1行目の表示とほぼ同じよう内容が出力されます。

uptimeコマンドのオプション

uptimeコマンドで使用できるオプションは以下のようなものがあります。

オプション説明
-p, --prettyシステムの稼働時間ををプリティフォーマットで表示します。
例:up 13 hours, 29 minutes
-h, --helpヘルプテキストを表示する。
-s, --since システムが起動した時間を yyyy-mm-dd HH:MM:SS フォーマットで表示する。
-V, --バージョンコマンドのバージョン情報を表示する。

uptimeコマンドの出力内容

以下は実際にuptimeコマンドを実行したときの出力内容です。


[root@localhost test]# uptime
 (1)10:18:57 (2)up 14:05,  (3)2 users,  (4)load average: 0.00, 0.02, 0.02
[root@localhost test]# 

uptimeコマンドで表示される各項目が表している内容は以下です。

項目説明
(1)現在時刻
(2)システムが稼働している時間
(3)現在システムにログインしているユーザー数
(4)システム負荷の平均値。
左から過去 1 分、5 分、15 分の平均負荷を表示。

システム負荷の平均とは

システム負荷の平均は、実行可能状態または割り込み禁止状態のプロセスの平均数です。

実行可能状態にあるプロセスとは、CPUを使用している状態、あるいは、CPUの使用を待っている状態を指しています。
割り込み禁止状態にあるプロセスとは、ディスクの読み書きなど、何らかのI/Oアクセスを待っている状態を指しています。

ちなみに、uptimeコマンドで出力される負荷の平均は、システム内のCPU数を考慮して算出されていません。

そのため、負荷平均が1であれば、1CPUシステムでは常時負荷がかかっていることを意味します。
4つのCPUを持つシステムでは、75%の時間、アイドル状態であることを意味します。

uptimeコマンドが使用しているファイル

uptimeコマンドは以下の2種類のファイルを使用します。

1./var/run/utmp
2./proc

/var/run/utmpファイルは、ログインしているユーザーの数を特定するために使用、
/procファイルは、プロセス情報を取得するために使用します。

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