【Linux】リソース使用率の確認方法(vmstatコマンド使用方法・各項目の見方)

【Linux】リソース使用率の確認方法(vmstatコマンド使用方法)

>>リソース使用率の確認の必要性

キャパシティープランニングで、今後構築しようとしているシステムがどのくらいの
リソースを必要とするのか確認するためにも、現在のリソースの使用状況を
確認する必要があります。

そこで、使用するコマンドが今回説明する vmstatコマンド です。

キャパシティープランニングについては以下の記事で紹介しているので確認してみてください!

>>vmstatコマンドについて

vmstatコマンドとは

vmstatコマンドは、メモリや、仮想メモリの詳細な情報を、継続的に確認できるコマンドです。

vmstatコマンドを使用することで、メモリの使用状況、スワップの使用状況などを確認することが出来ます。

vmstatコマンドの使用方法と出力結果

vmstatコマンドの書式は以下です。

vmstat 「表示間隔(秒)」 「回数」

表示間隔と回数は省略が可能です。
省略した場合は、1回だけ、表示結果が出力されます。

表示間隔、回数を省略した場合の出力結果。以下のように1度だけ出力されます。

test@localhost ~]$ vmstat
procs -----------memory---------- ---swap-- -----io---- -system-- ------cpu-----
 r  b   swpd   free   buff  cache   si   so    bi    bo   in   cs us sy id wa st
 1  0  43956  68020     32 194720    0    2   136     5   52  104  1  1 98  0  0
[test@localhost ~]$ 

表示間隔、回数を指定した場合は以下のように出力されいます。
以下の例は、5秒間隔で、4回出力結果を表示するよう指定しています。

test@localhost ~]$ vmstat 5 4
procs -----------memory---------- ---swap-- -----io---- -system-- ------cpu-----
 r  b   swpd   free   buff  cache   si   so    bi    bo   in   cs us sy id wa st
 3  0  43956  68020     32 194720    0    2   136     5   52  104  1  1 98  0  0
 0  0  43956  67960     32 194720    0    0     0     0   78  158  1  1 98  0  0
 0  0  43956  69016     32 194720    0    0    29    85   94  175  2  1 97  0  0
 0  0  43956  69048     32 194720    0    0    10     6   71  137  1  1 99  0  0
[test@localhost ~]$ 

vmstatコマンドの出力項目の説明

vmstatコマンドを実行した結果、出力される各項目の意味について説明します。

[test@localhost ~]$ vmstat
procs   -----------memory--------------- ---swap--- -----io---- -system-- ------cpu---------------------------
(1)r(2)b(3)swpd  (4)free (5)buff(6)cache (7)si(8)so(9)bi (10)bo(11)in(12)cs (13)us (14)sy (15)id (16)wa (17)st
 1    0   43956    68020   32     194720   0    2   136     5     52    104     1      1     98      0      0
[test@localhost ~]$ 
項目説明
(1)実行待ちプロセスの数
(2)割り込みが出来ない、スリーブ状態にあるプロセスの数
(3)スワップのサイズ(KB)
(4)空きメモリのサイズ(KB)
(5)バッファに割り当てられているメモリのサイズ(KB)
(6)キャッシュに割り当てられているメモリのサイズ(KB)
(7)ディスクからスワップインされているメモリのサイズ(KB/秒)
(8)ディスクからスワップアウトされているメモリのサイズ(KB/秒)
(9)ブロックデバイスから受け取ったブロックの数(ブロック/秒)
(10)ブロックデバイスに送られたブロックの数(ブロック/秒)
(11)割り込み数(1秒当たりの回数を表示)
(12)コンテキストスイッチの回数(1秒当たりの回数を表示)
(13)ユーザープロセスがCPUを使用している時間の割合
(14)カーネルがCPUを使用している時間の割合
(15)CPUがアイドル状態の時間の割合
(16)ディスクI/O(読み書き)待ちの時間の割合
(17)ゲストOSがCPUを割りあってられなかった時間の割合

最後にゴリタンが愛用しているLinuxの教科書を紹介します!
ぜひ参考にしてみて下さい!


ゴリタンが愛用しているLinuxの教科書


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